WEB系キャンパス

(K)容量の大きいIllustratorファイルを軽くして製作時のAIデータの取り扱いをスムーズに

Illustrator_mame

IllustratorはPhotoshopと比べてベクトルデータを扱うので、1ファイル自体の容量は非常に軽量です。
ですが、アートボードを複数使ってリンクファイルをバシバシ貼り付けたイラレデータはPhotoshopと変わらず200M〜1GBぐらいまで膨れ上がることがあります。
そんな大容量のイラレデータを軽量化する設定の仕方。

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設定は簡単で、保存時に「pdf互換ファイルを作成」のチェックを外すだけです。

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これで、半分もしくはそれ以下にファイルサイズを減らすことができます。

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【注意】ファイルは軽くなるけど、できないこともあります。
Macの場合Finderから画像サムネイルは出なく、スペースでのプレビューでも表示されません。

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また、IllustratorやInDesignに配置することができません。
※配置するとプレビューの時と同じ表示になります。

印刷入稿時もチェックを外していると、印刷業者がチェックを入れ直して保存し、一度InDesignやQuarkといったレイアウトソフトに配置して、印刷機に通したりする工程があるようなので、制作環境以外でのPCでイラレデータを開いて保存しなおすわけだから、その時点でファイルに不具合が起こる可能性もなきにしもあらずです。
この方法は自分の制作環境でのファイルの取り扱いをスムーズにする程度の方法と認識しておいたほうがいいかもしれません。
印刷用に入稿しないWEB用のデータとかならこのままでいいかもしれませんね。

とはいっても、印刷業者に送る時はギガファイルなどのストレージサービスを使いますが、1ファイルが数100Mのイラレデータは中々のストレスです。
DropBoxなどのクラウドサービスでやり取りする時はIllustratorのデータは軽いに越したことはないので、この辺の豆知識は知ってて損はないかと。入稿時は若干の注意がいるって事で、今回は以上です。

【その他】PDFを軽量してくれるサービス

「pdf互換ファイルを作成」のチェックを外した状態でPDFで書き出しても、その計量されたデータは継承されずサイズは大きくなります。そういう場合はPDFの軽量化サービスを使うと、どんな10分の1以上の5Mぐらいに軽量できるので、メールに添付してもサーバーの負荷なく送信する事ができます。
※最近、有料化されて無料利用の場合は一定時間に2ファイルまでになります。

PDF 圧縮 – オンラインでPDFサイズを縮小

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